密教830 迷信と教訓
2018年 07月 16日
日本各地に、様々な言い伝えがある。
私は仕事柄、様々な土地にお招き頂き、様々なお話
を伺う事があります。
以下は、その時に伺った一例である。
川が泣いたら逃げろ
御供養が終わり、その日は泊めて頂く事に成りました。
ゆうげ《夕食》も済み、囲炉裏を囲み談笑。
秋の夜長を愉しんでおりました。
その時、お爺さんがポツリと話してくれました。
この村には古くから言い伝えがある、と。
息子さんが、先生も疲れて居るのでとお爺さんを静止した。
私はお爺さんの話しを伺いたかったので、大丈夫です、聴かせて下さい。とお願いしました。
お爺さんは、得意げに話し始めました。
息子さん夫婦とお孫さんを交え、秋の夜長の昔話。
心が温まりますね。
しかし、話しを聞き終えた時、私はこれこそ教訓だと判断し、息子さん達に説教をしました。
それは、その地方に伝わる教訓が昔話として伝えられた、生きる知恵だったのです。
川で石が流れる時、音が聞こえます。
川が水量を増せば、音が聞こえる。
それを、昔の人は『川が泣いたら逃げろ』と教えて居たのである。
今回、日本各地で発生した水害の情報を知った時、あのお爺さんの話を思い出しました。
川が唸りを上げたような音が聞こえた、と云う証言を耳にした時に考えました。
過去の事象は繰り返される事があると知り、防災意識を高めることが身を守る事に繋がるのでは無いか。
迷信を迷信だけと笑うのでは無く、過去に遡り、検証する事の大切さを改めて実感しました。
南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院 院主永作優三輝
故人の知恵は脈々と受け継がれていくものです。
故人の智慧を、昔の話と否定せず、
素直に受け止めていける事ができる人は、
智慧ある方だと思います。
そこには、経験に裏付けされたものもあり、
あらゆる危険から回避する教えがあるはずです。
多くの方が、受け継がれている教えを学び、
自分のものにし、成長していけれる事を願っています。
慈練
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by jiren2018
| 2018-07-16 06:00